金剛夜叉明王像

五大明王の一尊。かつては人を襲っては喰らう恐るべき夜叉・鬼であり、人々の畏怖の対象でしたが、後に大日如来の威徳によって善に目覚め、仏教の守護神五大明王の一角となりました。一切の悪衆生と三世（過去・現在・未来）の様々な欲望・悪を 金剛杵で打ち砕くとされています。
三面六臂（顔が３つ、腕が６本）で、正面の顔に眼が5つあるのが特徴です。
人々を脅かすのではなく守護する鬼として、本コンテストの題材に選びました。

今回は、より人間に近いような顔立ちとし、これまでの明王像のような脅嚇的に構えるのではなく、法具を優しく掴みながら、今にも歩みだすかのような姿勢としました。
短いコンテスト期間でしたが全身・法具・台座までモデリングすることができました。

すべてが一体となったモデルと、上半身・下半身・台座に分かれたパーツ分けモデルがあります。
法具は手に差し込むため上下に分かれているものがあります。
実寸の全高は台座を含めて2.9ｍになります。STLファイルは1/10となっています。当方では1/10のモデルをFDMで出力しましたが、細かい部位が正しくプリントされないケースもありました。モデルを2倍以上スケールアップし、積層ピッチを最小にしてプリントすることをお勧めします。また、光造形の方が細かい造形に適していると思います。
※データの再配布・再販売・改変はご遠慮ください。
※各パーツを組み立てる場合は、接着剤で固定してください。
※パーツ分けモデルには、額・腕・脚の装飾は付属していません。

※出力したものを販売・配布・寄贈することはご遠慮ください。ご不明点等ございましたら下記メールまでお問い合わせください。
shiotsuki.takuya@zki-design.com