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NEWS 【結果発表】第7回データコンテスト「3D鉢植えコンテスト」

3Dデータの選び方・形式ガイド(STL/3MF/OBJ/STEP)

3Dデータとは、立体物の形状をコンピューター上で表現したファイルのことで、3Dプリンターでの造形に必須のものです。選ぶときは「形式・用途・利用範囲」の3点を確認すれば失敗しません。形式はSTLが最も広く使える標準で、色や設定ごと渡したいなら3MF、編集前提ならOBJやSTEPを選びます。このページでは、3Dデータの基本から形式ごとの違い、選び方までを3D DATA JAPAN(SK本舗運営)がまとめました。

この記事でわかること

  • 3Dデータ(3Dモデルデータ)とは何か
  • STL / 3MF / OBJ / STEP の違いと使い分け(比較表)
  • ダウンロードする前に確認すべき3つのポイント
  • 光造形(レジン)とFFF(フィラメント)でのデータの見方
3Dデータから出力したファンタジー風酒場セットのミニチュア作例
3Dデータをダウンロードすれば、こうしたミニチュアを自宅の3Dプリンターで出力できます(作例:道乃奥(みちのく)工房「ファンタジー風 酒場セット」

3Dデータとは?

3Dデータとは、立体物の形状をコンピューター上で表現したファイルのことです。3Dプリンターで物を作るには、必ずこの3Dデータが必要になります。入手方法は大きく2つあります。

  1. 配布・販売サイトからダウンロードする — モデリングの知識がなくても、今日から印刷を始められます。
  2. 自分でモデリングする — CADや3DCGソフトで形を作ります(詳しくは本店の3Dプリンター実践コラムへ)。

ダウンロードしたデータは、スライサーと呼ばれるソフトで印刷用の指示(G-code等)に変換してから3Dプリンターに送ります。データ → スライサー → 3Dプリンターという流れは、どの機種でも共通です。

植物と組み合わせて楽しむオクバ(イン・プラント)の3Dプリント作例
ダウンロードした3Dデータの活用例。植物と組み合わせるユニークな作品も(作例:ORSOLIBRO「オクバ(イン・プラント)」・無料)

STL・3MF・OBJ・STEPの違い【比較表】

STLとは、3Dプリントで最も広く使われる標準形式で、色や印刷設定を持たない三角形メッシュのデータです。3MFとは、メッシュに加えて色・材料・配置・印刷設定まで1ファイルに保持できる新しい形式です。主要4形式の違いは次のとおりです。

STL形式で配布される1/35スケールの連結可動式履帯パーツの3Dプリント出力例
STL形式で配布される精密パーツの例。形状情報だけでも、模型用パーツはここまで再現できます(作例:K.T.Manufacture「1/35 M3、M5 軽戦車用連結可動式履帯」
形式 中身 色・設定情報 向いている用途
STL 三角形メッシュのみ 持てない 3Dプリント全般の標準。ほぼ全てのスライサーで開ける
3MF メッシュ+色・材料・配置・印刷設定 持てる 複数パーツの配置や色分け、印刷設定ごと共有したい時
OBJ メッシュ+テクスチャ(MTLファイル) 持てる フルカラーモデルや3DCGソフトでの編集
STEP CADのソリッド(正確な形状定義) 基本的に持てない 寸法を変えるなどCADでの再編集。機械部品に多い

迷ったらSTLで問題ありません。3Dプリント用途では最も互換性が高く、3D DATA JAPANの出品ルールでもSTL形式が基準です(作品ごとの同梱形式は各商品ページでご確認ください)。3MFは色や配置情報を持てるため、Bambu Studio・PrusaSlicer・OrcaSlicerなど近年のスライサーでの受け渡しに便利です。STEPは寸法編集がしやすい形式で、近年は直接読み込めるスライサーもあります。

ダウンロード前に確認する3つのポイント

1. ファイル形式と同梱内容

商品ページで「形式」「同梱ファイル」を確認します。ZIPでまとめられている場合は、解凍するとSTL等が入っています。

2. 造形方式との相性

光造形(レジン)向けの細密なモデルか、FFF(フィラメント)でも出しやすい形状かを、作品説明とサポート(支え)に関する注意書きで確認します。

3. 利用範囲(ライセンス)

個人利用の範囲か、商用利用や再配布が許されているかは作品ごとに異なります。商品ページの記載を確認し、記載がない場合は出品者の定めに従ってください。

細部まで作り込まれた気象操作衛星のSFモデル作例
細密なモデルは光造形との相性が良好です(作例:幽玄工房「気象操作衛星試作型テルテル」

光造形とFFF、データの見方はどう違う?

同じ3Dデータでも、造形方式によって注意する点が変わります。

  • 光造形(レジン):細かいディテールの再現に強く、フィギュアやミニチュア向き。中空化やサポートの付け方が仕上がりを左右します。
  • FFF / FDM(フィラメント):実用品やパーツ向き。オーバーハング(弴り出し)の角度や積層方向の強度を意識してデータの向きを決めます。

スライサーの具体的な設定手順は、本店の3Dプリンター実践コラムで機種別に解説しています。プリンターをお持ちでない場合は、データを送って出力を依頼できるプリント代行の見積もりもご利用いただけます。

てるてる坊主モチーフのキャラクターフィギュア作例
キャラクターものは光造形での出力例が多いジャンルです(作例:しろまる「てるてるさま」

よくある質問

STLと3MFはどちらをダウンロードすべきですか?

とりあえず印刷したいならSTLで十分です。色分けや推奨印刷設定まで含めて受け取りたい場合、3MFが同梱されていればそちらが便利です。

ダウンロードしたデータのサイズは変えられますか?

スライサー上で拡大・縮小できます。ただし細部の太さや強度が変わるため、大幅な変更時は試し印刷をおすすめします。

データを編集・改変してもいいですか?

作品ごとの利用範囲によります。個人で印刷するための調整(サイズ変更・サポート追加)は一般に問題ありませんが、改変版の配布・販売は出品者の許諾が必要です。

プリンターを持っていなくても3Dデータは使えますか?

使えます。プリント代行にデータを添付して見積もりを依頼すれば、出力品として受け取れます。

サイトの使い方全般はよくあるご質問(START GUIDE)にもまとまっています。

まずは実際のデータを見てみる

形式の知識は、実際のデータを1つダウンロードしてみると一気に身につきます。